「昔のくらし体験学習」~地域の高齢者がゲストティーチャーに~ 2025/1/17

1月17日(金)、藤城小学校本館2階の生活科ルームにおいて3年生73名を対象に「昔のくらし体験学習」を行いました。
この学習は、地域の高齢者で構成される「実年会」の11名がゲストティーチャーとなり、児童に昔の道具や暮らしについて実体験を交えながら伝える取り組みです。

授業はクラス毎に2時間目から4時間目に分かれて行われ、児童は9つのコーナーを順番に回りながら学びました。
各コーナーには「はがま・なべ等」「豆炭あんか・火鉢等」「蓄音機・レコード等」「さおばかり・体重計等」「升・5玉そろばん等」「昔の教科書等」「農機具等」「民芸品等」などが並びました。

9班に分かれた児童たちは2~3名ずつ、お年寄りの説明を受けながら実際に道具に触れて体験しました。
「はがま」の説明を受けた児童は、「火の強さを調整したり、ご飯をおひつに移したりするのに人の手がたくさん必要なことが分かりました」と話し、蓄音機のハンドルを回してレコードの音を聴いた児童は、「昔と今では音楽のスピードやリズムがずいぶん違うことに驚きました」と興味深そうに語っていました。

また、児童たちからは「昔は電気がなかったため、人の力で道具を動かしていたことがよく分かりました」「不便な時代だったけれど、昔の人の工夫はすごいと思いました」といった感想が聞かれ、昔の暮らしの知恵や工夫に感銘を受けている様子でした。

実年会のメンバーも、「児童たちに昔の暮らしを伝えることで、今の便利さや道具の進化について考えるきっかけになればうれしい」と話し、さらに「私たち高齢者も、スマホなどの現代の便利な道具にもっと親しんでいかなければ」との感想を述べていました。
これからも地域の高齢者と子ども達が交流を深め、共に学びを続けていければ良いと思います。

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